I Can’t Stand the Rain
1974
Album概要
アン・ピーブルズの4枚目のスタジオ・アルバム『I Can't Stand the Rain』は、1974年にハイ・レーベルからリリースされ、メンフィス・ソウルの名盤として高く評価されています。ウィリー・ミッチェルがプロデュースしたこのアルバムでは、ハイ・リズム・セクションをバックに、ピーブルズの力強く官能的な歌声が際立っています。収録曲10曲のうち7曲はピーブルズ自身が共作しており、その多くは夫のドン・ブライアントとの共作です。このアルバムは、メンフィス・ソウル、重厚なグルーヴ、そしてピーブルズのエモーショナルな歌声が見事に融合した作品として知られています。
アルバムには、ピーブルズ最大のヒット曲となったタイトル曲「I Can't Stand the Rain」が収録されており、1973年には全米ポップ・チャートで38位、R&Bチャートで6位を記録しました。アルバム自体もビルボード200で155位にランクインしています。『I Can't Stand the Rain』は、愛の暗い側面を探求した作品として高く評価されており、ピーブルズの歌声は、力強さと失望の両方を表現しています。
レコーディング情報
1973年、テネシー州メンフィス、サウス・ローダーデールのロイヤル・レコーディング・スタジオにて録音。プロデューサーはウィリー・ミッチェル。
トラックハイライト
- I Can't Stand the Rain — タイトル曲はピーブルズの代表曲となり、最大のヒット曲となった。
- I'm Gonna Tear Your Playhouse Down — このアルバムの中でも特に印象的な楽曲で、様々なアーティストによってカバーされている。
- (You Keep Me) Hangin' On (Joe Simon) — ジョー・サイモンのヒット曲を、ピーブルズならではのソウルフルなスタイルでカバーした作品。
参加ミュージシャン
- Ann Peebles (ボーカル)
- Howard Grimes (ドラム)
- Charles Hodges (ハモンドオルガン、キーボード)
- Leroy Hodges (ベースギター、ベース)
- Mabon "Teenie" Hodges (ギター、パーカッション)
- Wayne Jackson (トランペット)
- Jack Hale (トロンボーン)
- Ed Logan (テナーサックス)
- Andrew Love (テナーサックス)
- James Mitchell (バリトンサックス、弦楽器編曲)
- Archie Turner (ピアノ)
- Charles Chalmers (バックコーラス)
音楽的意義
『I Can't Stand the Rain』は、史上最も完成度の高いサザンソウル・アルバムの一つとして高く評価されている。このアルバムは、ピーブルズの力強い歌声とソングライティング能力を存分に発揮し、彼女をソウルミュージック史に確固たる地位へと押し上げた。タイトル曲は、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最高の500曲」で197位にランクインしている。 このアルバム、特にタイトル曲の成功は、ハイ・レコードのサウンドを確立し、ソウル、R&B、ポップミュージックに影響を与えた。タイトル曲以外ではポップミュージック界で広く成功を収めることはなかったものの、このアルバムは音楽ファンや評論家から高く評価されている。
タイトル曲「I Can't Stand the Rain」は、ピーブルズがドン・ブライアントとバーナード・ミラーのコンサートに行く直前の、メンフィスの雨の夜にインスピレーションを得たものです。アン・ピーブルズが「雨が降ってて耐えられない」と叫んだことが、作曲のきっかけとなりました。ジョン・レノンは「I Can't Stand the Rain」を「史上最高の曲」と評しました。
トラックリスト
Apple Music
クレジット
演奏
A
Ann Peeblesmain artist
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