Juntos
1984
Album概要
イヴァン・リンスのアルバム『Juntos』は、1984年にフィリップスからリリースされた、1974年から1984年までのデュエット曲を集めた回顧的な作品です。MPB4、ティム・マイア、ジャヴァン、シモーネ、エルバ・ラマーリョ、エリス・レジーナ、ベス・カルヴァーリョといったブラジルの人気アーティストに加え、ジョージ・ベンソンやパティ・オースティンなどの海外アーティストも参加する、先見性のある豪華なゲスト陣を擁しています。ジルソン・ペランゼッタが楽曲のアレンジを担当し、リンスとヴィトール・マルティンスと共にアルバムの共同プロデュースも手掛けました。
豪華な顔ぶれにもかかわらず、ある評論家はほとんどの曲が過剰なプロデュースと華美すぎると評し、ベス・カルヴァーリョとの最後のトラックのみを推薦しました。しかし、他の評論家は、このアルバムは過小評価されており、ブラジル音楽の人気を国外で再燃させる転換点となったと指摘しています。ブラジルの音楽シーンの広がりを的確に捉えた、まさに「内外両方で活躍する」作品として評価されています。
レコーディング情報
1974年から1984年にかけて録音。プロデューサーはギルソン・ペランゼッタ、イヴァン・リンス、ヴィトール・マルティンス。ギルソン・ペランゼッタが新たなアレンジを手がけ、セルジオ・ブランダオがミュージシャンの選定に協力した。
トラックハイライト
- Abre Alas — MPB4付き
- Bilhete — ナナ・カイミと共に
- Somos Todos Iguais Nesta Noite — ジャバンと共に
- Formigueiro — ティム・マイアと共に
- Novo Tempo — エルバ・ラマーリョと共演
- Começar De Novo — ヴェロニカ・サビーノと共に
- Juntos — ジョージ・ベンソンと共に
- Dinorah, Dinorah — エラスモ・カルロスと共に
- Bandeira Do Divino — シモーネと
- Daquilo Que Eu Sei / Believe What I Say — 英語の歌詞を書いたパティ・オースティンと共に
参加ミュージシャン
- Ivan Lins (キーボード、ピアノ、作曲、ボーカル)
- Gilson Peranzzetta (編曲家、キーボード奏者、プロデューサー)
- Vitor Martins (作曲家、プロデューサー)
- George Benson (ギター、ボーカル)
- Patti Austin (ボーカル、英語歌詞)
- Djavan (ボーカル)
- Tim Maia (ボーカル)
- Elba Ramalho (ボーカル)
- Elis Regina (ボーカル)
- Beth Carvalho (ボーカル)
- Simone (ボーカル)
- MPB4 (ボーカル)
音楽的意義
このアルバムは、一部の人々からは「隠れた名盤」であり、アメリカにおけるブラジル音楽の人気を決定づける転換点となった作品と評されている。リンスの所属レーベルであるフィリップスは、MPB(ブラジル音楽)録音のリーダー的存在であり、このアルバムを強力にサポートした。ジルソン・ペランゼッタのアレンジは重要な要素とされており、クインシー・ジョーンズは彼を「世界最高の編曲家の一人」と称賛している。
Elis Reginaの参加部分は、アルバム『ELIS - 1977』に収録された楽曲から編集されたものです。
トラックリスト
Apple Music
コメント